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漫画やクイズで簡単にFXを学べる?初心者向けのオススメFXアプリ6選

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FXといえば、パソコン画面でチャートを見ながら取引したり、ネット検索や参考書を読んで知識を蓄えていくという勉強方法を多くの人がしています。

 

特に初心者の人からみれば勉強方法は分かりませんので、ネットで調べて地道に学んでいくか、本屋で分かりやすいFXの本を購入する2通りの方法に該当している人もいるはずです。しかし、スマホが普及している昨今、アプリを使って楽しみながらFXの知識や経験を学べることをご存知でしょうか?

 

今回の記事では、FX初心者向けにゲームや漫画、デモチャートなどの勉強方法で取引を学びながら練習できるFXアプリを紹介していきたいと思います。

 

初心者からみると「難しそう」と感じる内容でも、アプリを通してゲーム感覚で学ぶことですんなり理解することができるため、挫折したり途中で混乱してしまうということも少ないはずです。

 

これから紹介するFXアプリは無料になりますので、ぜひ入れて楽しみながらFX上級者へと駆け上がりましょう。

初心者にオススメのFXアプリ①「FXなび」

「FXなび」では、アプリにもかかわらずデモ取引だけではなく、初心者向けの入門内容を漫画で読み勧めることができます。

 

活字だけや、イラストだけでは少し理解しづらいという人は、物語に沿って理解できる漫画は頼み似ながら学んでいけるはずです。また、知識習得度機能があり、既読や未読了が分かりやすくなっているので、自分が学んだ内容からどれぐらいFXの知識を学んでいけたのかを理解しやすくなっています。

 

当アプリではデモトレードも可能なので、利益やリスクをチェックしながら取引出来るのに加え、市場が動いていない土日でも過去のチャートから取引をすることが可能になっています。

FXの相談をすることができるリアルタイムチャット機能もあるので、疑問点などがあればすぐに質問出来る点も初心者向きです。

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初心者にオススメのFXアプリ②「デモトレFX」

「デモトレFX」では、本番のFXと同じようにリアルタイムレートを使用しています。そのため、でも資金をリアルタイムで売買することができます。また、デモ資金は好きなタイミングでリセットできますので、大きな金額で取引してみてリスクを確認してみてもいいしょう。

 

相場観やリスクの許容度の確認が、実際に身につくまで何度でも試せるため便利になっています。

こちらのアプリでも漫画でFXの知識やルールを学ぶことでき、FXに役立つニュースやコンテンツが豊富になるので、FXをやるにあたってどのような情報を仕入れればいいのかというファンダメンタルの要因も理解を勧めることができます。

 

特に気になることがあれば、初心者や経験者問わずに自由に参加できるコミュニティー機能もあるので、同じ取引をしている同士で疑問を投げかけてみるのもいいかもしれません。

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初心者にオススメのFXアプリ③「かるFX」

「かるFX」では、バーチャルトレードでFXの値動きを予測し、自分のレベルを上げていくことができます。

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価格変動の嘘を見抜く?FXで逆行現象を自動線画するRSIの上位互換ツール

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RSIは、日本語で「相対力指数」と呼ばれ、相場の買われすぎと売られすぎを判断する指標として利用されています。

オシレーター系のテクニカル指標になりますが、1本のラインで表示されることもあり、非常に分かりやすいテクニカルチャートです。

為替価格と連動してRSIは上昇と下降を繰り返しますが、相場とRSIが逆の動きになっている状況のときには「コンバージェンス」「ダイバージェンス」と呼ばれる逆行現象もトレンドの終了、転換を予測するために使われています。

しかし、初心者のFXトレーダーやRSIを使い慣れていない投資家によっては、逆行現象である「ダイバージェンス」と「コンバージェンス」を取引で活かそうとしても、他の分析をしている間に見逃してしまったり、チャートの動きから探すのが困難に感じる人も多くいます。

今回開発したインジケーターは、「RSI Diver」といって相場の逆行現象を自動的に線画してくれる指標になります。これを導入することで、目視でのダイバージェンスとコンバージェンスの発見がひと目で確認できるため、チャンスを逃すことがなくなり、相場状況の変化に早い段階で気づけるようになります。

ぜひ導入してみましょう。

※RSIの基本的な知識は「RSIとは? RSIのシンプルな2つの線から見る基本的な使い方」を御覧ください。

【こんな人にオススメ!】
・RSIの逆行現象を見逃してしまうことが多い
・RSIで逆行現象を売買根拠にしたい

逆行現象のおさらい

オシレーター系特有の動きである、逆行現象は売買根拠の1つとしてもよく使用されます。

ダイバージェンス」はローソク足(価格)が上昇しているのに対し、オシレーター系のラインが下降している状況で、「コンバージェンス」はローソク足(価格)が下降しているのに対してオシレーター系のラインが上昇している状況をいいます。

この逆行現象が発生した際には、トレンドが転換するということが一般的に言われています。

しかし、上位足のトレンドでの一時的な押し目に過ぎず、大きな流れに流されるように取引している時間足でトレンドが加速する可能性もありますので、あくまで他のテクニカル指標や根拠と合わせて最終的な売買は行うようにしましょう。

より詳しい内容は「オシレーター系特有の「2つの逆行現象」から見るトレンドの転換点」を御覧ください。

RSI Diverの基本概要と売買方法

RSI Diver価格とRSIの逆行現象を自動線画してくれるインジケーターになります。

単純に逆行現象であるダイバージェンスとコンバージェンスを見逃してしまうことが多い人や、いちいち発生しているのか確認するのが手間に感じる人にはオススメです。しかし、ダイバージェンス・コンバージェンスでの逆行現象である売買サインだけでは取引を行う根拠としては不十分です。

それぞれの為替レートがしっかりと生成された転換ラインを抜け、ジグザグの押しや戻りをつけてから上昇・下降が始まった状態で「買い」「売り」でポジションを保有するようにしてください。

また、他のトレンド系インジケーターや売買根拠と利用することで、条件は厳しくなりますが取引における精度を向上するはずです。

ダイバージェンス確定後の戻り売りの理想型

ダイバージェンスの発生を確認すると売買を開始してしまう初心者トレーダーは多くいますが、それだけでは根拠として不十分です。

なぜなら、ダウ理論における「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する」から考えるに、下降に転じるという根拠がないためです。

上記画像はダイバージェンス発生後に「トレンドの明確な転換シグナルが発生するまで継続する」という原則が崩れた価格帯にラインが引かれたものになります。

こちらは、最高値の流れを作った1つ前の高値の押し目にあたる安値の部分にラインを引き、そのラインを下回ったらトレンドの定義(高値と高値、安値と安値の切り上がり)がなくなった判断し、売り目線で本格的な売買を検討します。

このように逆行現象だけでは、上位足のトレンドの押し目に過ぎずに再度トレンド方向に進む可能性があるため、他の根拠で反転の兆しを明確にして売買をすることがベストです。

コンバージェンス確定後の押し目買いの理想形

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RSIの売買根拠を矢印で視認可能!逆行現象をオート線画する機能

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今回紹介するインジケーターは、当サイトで紹介した「RSI Diver」で自動表示される逆行現象と、トレンドの定義が崩れた箇所をラインの2つの売買根拠を矢印で表示してくれる上位互換のインジケーターになります。

「RSI Diver」についてご存知ない人は以下の記事を参考にご覧ください。

 

 

「RSI Diver」の説明記事では、自動線がだけではなく、転換ラインを引くことで「ダイバージェンス」「コンバージェンス」後に売買根拠をさらに明確にし、理想的な売買開始ポイントを解説しています。

今回はその理想的な売買ポイントになった際に通知を行う「RSI Diver Signal」について紹介していきます。

RSIDiverで勝つための売買サインの再確認

RSIDiverはRSIの逆行現象である「ダイバージェンス」と「コンバージェンス」を自動的に線で表示してくれるため、上昇・下降トレンド時における転換ラインをジグザグが押し・戻りをつけて上昇・下降を始めたら「買い」「売り」で売買を開始するという流れです。

基本的にはこれだけでも十分逆行現象の根拠を強めるものですが、他の売買材料や指標と組み合わせることでさらに違う根拠や見つけやすくなる工夫が可能になります。

RSI Diver Signalで発生するダイバージェンスの売買サイン

逆行現象であるダイバージェンスが発生後に矢印が表示されているのが分かります。

そして、その矢印のみならず、チャートの中央に水平線(赤)のラインが表示されており、このラインが上昇トレンドの終わり、転換するという根拠でもある価格帯を表しています。

つまり、売買におけるポイントを矢印で表示してくれるため、「どの価格帯を見て売買を開始すればいいのか」という初心者投資家が最も悩む部分をストレスなく発見することが可能です。

もちろん、他のテクニカル指標と組わせることで根拠としては強くすることができます。

RSI Diver Signalで発生するコンバージェンスの売買サイン

上記画像で見て取れるように、コンバージェンスでも逆行現象を表す矢印が発生しました。

その反転の根拠(矢印)をみつけた後に、トレンドが明確に崩れたと判断できるラインを上抜けたら売買のチャンスになります。

画像ではラインを上抜けた後に上昇トレンドになっているのが分かりますが、実際に取引する際には上昇トレンドが始まるのかは分からないため、逆行現象で上昇を始めるという根拠と下降トレンドが終わった根拠を明確にし、2つの根拠で売買を開始しましょう。

上記はRSIDiverとRSIDiverシグナルを比較した画像になります。

2つとも逆行現象が発生した際に自動的に線画されているのが分かると思いますが、RSIDIVERシグナルではラインを超えて上昇を始めた際には上矢印(黄色)が出現したのが分かります。

こちらがRSIDiverシグナルで表示されるシグナルで売買を行うポイントになります。RSIDiverだけでは逆行現象の自動線画だけになりますが、RSIDiverシグナルでは売買のポイントも表示してくれるため、迷わずに売買を行うことが可能です。

RSI Diver Signalの注意点

初心者にとっては逆行現象を自動線がしてくれるRSI Diverでも十分に感じるかもしれませんが、1つのポイントが見やすくなるだけでも取引における景色は変わります。

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FXや株ならどっちの方が良い?2つを比較して分かる初心者向きの運用

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投資にはFX以外に様々な投資対象があります。

その中でも最も人気が高いのが株式取引です。

株式取引は投資を始める人、特にサラリーマンで投資する人が多くなっていますが、気軽に投資できる対象としてFXと株式取引は人気が二分しているといっていいほどです。

そのため、FXか株かで悩んでいる人も多いと思います。

 

しかし、人気だからと株式取引で資金を投資すると、後々後悔するような制限やリスクが発生します。今回の記事では、投資に人気を二分しているFXと株式投資の違いを解説していきたいと思います。

 

あなたに適した投資は株とFXどちらなのかを理解しつつ、利益を出せるようにしましょう。

【こんな人にオススメ!】
・FXと株のどちらにしようか悩んでいる人
・少ない資金で投資を始めたい人
・FX・株の概要を知りたい人

株とFXの違い

カテゴリ

FX

株式

投資対象

通貨

企業

投資対象の数

50通貨

4,000社以上

変動要因

金融政策など(マクロ経済)

企業業績(ミクロ経済)

値動き

~年間30

~年間100倍も有り得る

金利の受取時期

毎日

2

レバレッジ

25

3.3倍(信用取引)

取引時間

平日24時間

9時~15時(昼休みを除く)

上記はFXと株式取引の違いを簡単に比較したものです。

FXは投資対象は為替に投資するので、各国の通貨というよりもその国の魅力があるから投資をするという意味合いもありますが、国債金利の高金利に投資したいという人も多くいます。

 

そういった意味では、為替を世界を股にかけた投資と呼べますが、この違いについて詳しく解説したいと思います。

 

FXと株は投資対象が違う

FXと株では、そもそも投資対象が違います。

FXがその国の通貨に投資するのに対し、株取引の場合は企業に投資します。

例えば、化粧品会社やゲーム会社、食品メーカーやAI開発企業など投資対象は様々です。

サラリーマンの人にとっては、投資する株式が仕事柄日常的に関わりがある企業かもしれませんし、仕事と同じジャンルに絞って投資する人もいます。

 

自分の好きな商品や趣味といった方向性に合わせて投資できるので、株の場合には投資した企業が成長できる楽しみにを味わいながら運用することもできます。

 

投資対象の数

株が企業に投資するということは、当たり前ですが選定する銘柄を絞るは初心者には難しい傾向があります。特に利益を求めて投資するのですから、成長性がある企業に投資することが求められます。

ただ、株の場合には約4000種類という膨大な銘柄数なため、初心者が苦戦する主な理由になっています。その点、FXでは10カ国程度に抑えることができるので、銘柄の選定という悩みはFXではほぼ存在しません。

 

変動要因

ここでFXと株の2つは、どういった要因で価格が変動するのか確認したいと思います。

FXの変動要因は、その国の金融政策や経済に依存します。経済指標の発表はFXの専門サイトやニュースサイトで確認することができますが、変動する可能性が高い経済指標の前後で取引しなければ不安要素としては排除することができます。

そして、株では企業の業績に依存します。

つまり、決算が予想以上だと連日ストップ高になり、関連会社も株価が上昇するにつれ高くなることがあるため、投資対象に関係している企業のチェックや決算書などを確認する必要があります。

 

また、投資対象がグルーバル企業であれば、海外の株式市場にも変動を及ぼしますので、為替が影響してきます。つまり、ドル円が円安に振られると、トヨタマツダなどの企業に株価は上昇し、同様に材料を海外から輸入している企業であれば、原油や小麦の価格が影響するなどです。

 

利益率の大きさ

おそらくどちらをやろうか検討している人からすれば、利益率がどれほど大きいかは重要なはずです。

企業と通貨の値動きでは大きく特徴も異なりますが、FXではレバレッジという資金の何倍もの取引金額で売買することができるシステムがあるため、買いたいときに買え、売りたいときに売ることがができます。そのため、資金管理の徹底が必要になりますが、資金が少なくて大きな利益を発生させることができます。

 

一方で株式市場の場合、企業の業績によっては100倍以上の株価に膨れ上がり、一気に利益を出すことも不可能ではありません。しかし、それほど大きな利益を出せるのは非常に稀ですし、リターンに対して大きなリスクを背負うことも考慮にいれておきましょう。

株式取引の場合には、自己資金の3倍とFXに比べると自己資金が必要になりますが、6ヶ月以内に生産の義務があり、お金を狩りている状態になるので金利の支払いも発生します。

FXでは、こういった追証が発生することはほぼないので、少額から少しずつ始めたい人はFXで行いましょう。

取引時間の違い

取引時間に関しては、大きく特徴が異なります。

FXは24時間取引が可能なのに対し、株の場合には9時~11時30分、12時30分~15時

1日に5時間しか取引できない制限があります。

 

長期運用の場合はいいかもしれませんが、短中期で運用したい場合には仕事などの状況によって取引ができない可能性があります。こういった理由から取引時間ではFXに軍配が上がるため、サラリーマンが仕事終わりに運用を開始することが多く、資金が多く用意できない主婦もお昼などに取引をしている傾向があります。

 

FXと株どちらがいいのか?

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国内業者は危ない?DD方式とNDD方式の2つの売買方式の違いを解説

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FXでは取引するために口座開設する必要がありますが、海外の口座と国内の口座のどちらを開設しようか迷っている人も多いのではないでしょうか?

レベッジの倍率や取引のしやすさ、様々な要因でどの証券会社にしようか迷う人も多くいますが、FX会社には取引で2つの取引方式があります。

NDD方式(相対取引)

DD方式(インターバンク直結)

この2つはおそらく、すでに口座開設をしている人でも知らない人が多くいると思います。しかし、口座開設した会社がどちらかの方式を採用しているかによって、FXで損失が発生した際には投資家であるあなたが負担を強いられることになります。

 

今回は、FX会社に2つある方式がどのように私達投資家の取引に影響するのかを開解説していきたいと思います。

DD方式(相対取引)とは?

相対取引とは、FX会社と顧客が直接取引をする方式になります。

例えば、株取引のような市場参加者同士で売買をする方式ではなく、インターバンク市場(銀行など)を通さずにFX会社を一度通して売買されるため、FX会社内で為替レートを裁量設定することも可能です。

 

かといって、FX会社が顧客から利益を出すために不正をすることはないので、安心してください。ただ、一度FX会社を通して注文が行われるため、実際の為替レートとは価格が異なった価格にすることも可能であり、そのためDD方式とNDD方式では為替レートが異なることも多くあります。

 

ここで注意していただきたいのが、DD方式の場合には証券会社で一度注文が止まるような形になるので、万が一投資家の利益になるとインターバンク市場とFX会社が提示している為替レートの誤差から、FX会社が損失を被ることになります。

逆に投資家側が損をすると、FX会社は得をするといってもいい仕組みなため、NDD方式の方が透明性が高いと言われています。

 

これを宝くじで少し例えてみたいと思います。

例えば、友人に宝くじを購入するように頼まれたとします。

あなたは「当たるわけがない」と購入せずにそのお金を懐に入れた場合には、外れていた場合には購入代金を丸々手に入れることができます。しかし、万が一購入せずにあたった場合には、その当選分の金額を支払う必要が発生します。

 

このように、投資家が得をするとFX会社が損をして、FX会社が得をすると投資家が損をするため、為替レートの不正操作がFX会社で行われているんじゃないかと勘ぐる人もいます。また、ここで大きくFX会社が得をし、投資家側の予想を超えた損失が発生した場合には、その損失分の資金を追加で口座に入金するように求められます。

これは、インターバンク市場と直接取引せずにFX会社を通しているため、FX会社が一度損失を負担しているような形になるためです。

 

このDD方式に関しては、基本的に国内のFX会社が多く採用しています。

 

メリット

DD方式の場合には、FX会社が為替レートを自社の裁量で決定することができるため、スプレットを固定することができるといったメリットがあります。インターバンク市場では為替レートが常に変化していますが、スプレットも常に変化しているため、取引をしている私達からすると分かりづらくなります。

 

そこでFX会社は裁量でスプレットを固定しているため、私達投資家にとっても分かりやすくなっていますが、DD方式の方がコストが有利になります。

例えば、DD方式が採用されている国内FX会社の多くは、ドル円でスプレッド0.3銭(原則固定)ですが、海外FX会社の場合は、スプレッドが1.5銭~2.0銭以上となります。

 

そして、各FX会社ごとによっても変わってきますが、レートの安定性(スプレッドの広がり具合)に関して言えば、元々のスプレッドが狭いDD方式の会社の方が有利と言えます。そういった意味では、ここまで安い手数料でできるのは日本だけと言ってもいいかもしれません。

 

デメリット

DD方式ではトレードの利益がFX業者の損失になるため、約定させることがFX業者の大きな損失につながる場合も考えられます。そのため約定拒否をされてしまうこともあり、いくら大手の証券会社でも利益相反の関係なので約定拒否を都合よくされる可能性を否定できません。

 

また、ディーラーが意図が介入するためレート変更が意図的に行われ、スリッページが起こる可能性があります。スリッページとは、注文を出した価格と実際に成立した価格の差のことをいいます。これが意図的に行われると、希望するレートと異なるレートで取引が終了したことになります。

 

スキャルピングのような短期売買の場合にはかなり大きな損失につながる可能性もあるので見逃せませんが、短期間に売買を連続して行うスキャルピングの場合には、ディーラーのカバーが間に合わなくなる可能性があるため、FX業者側に大きな損失が発生することを考慮してDD方式を採用している会社は、ほとんどがスキャルピング取引を禁止しています。

 

そのため、スキャルピングなど短期売買を行いたい場合にはNDD方式を採用した会社を利用しましょう。国内のFX業者は基本的にDD方式を採用しているため、あまり大きな取引を行う場合にはよく観察して注意しておくことが大切です。

 

 

NDD方式(インターバンク直結)とは?

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MT4のサポート終了でFXの取引環境が変わる?トレーダーの今後について

FXの世界で利用者が最も多い取引プラットフォームであるMT4。

おそらく多くの人が未だに取引で利用しており、使いやすさから他の取引ツールがあっても移り変えようと考える人は少ないと思います。

 

しかし、このMT4の公式サポートが終了したのをご存知でしょうか。

「MetaTrader 4(MT4)」の開発元であるMetaQuotes社より2019年3月1日にMT4の一部ビルドが公式サポートを終了し、対象外なっています。

本来MT4は特殊な設定をしていないかぎり、バージョンアップが必要に応じて自動的に行われますが、この公式サポートが終了してたことで自動アップデートがなくなり、万が一MT4でバグや取引における不具合が発生しても直すことが難しい状態になる可能性も考えられます。

 

何よりMT4のバージョンによってはログインできなくなる恐れすらありますので、最新ビルドへのアップデートが推奨されている状態です。このことから、今後MT4への利用頻度が徐々に減っていく可能性が指摘できますが、今回の記事ではMT4の公式サポートが終了した影響と今の環境の取引を続ける方法を解説していきたいと思います。

 

MT4サポート終了と利用できなくなる対応外のバージョン

冒頭でも説明したように、2019年の3月1日以降にパソコン版・アンドロイド版の旧ビルドMT4に接続ができなくなります。

利用できなくなるビルドは「パソコン版:1118以前のビルド」「アンドロイド版MT4:1104以前のビルド」になります。基本的に連続で稼働させている投資家以外は自動的にアップデートされるため問題ありませんが、対象外の旧ビルドを利用している人はMT4を再起動して最新バージョンに更新しましょう。

 

パソコン版MT4のバージョン確認方法

MT4の場合には、上記画像のように「ヘルプ」をクリックし、「バージョン情報」をクリックすれば確認することができます。

 

上記画像では1118以降の1170になっているので問題はありません。

 

アンドロイド版MT4のバージョン確認方法

アンドロイド版のMT4でビルドを確認するには、アプリを起動後に「メニュー画面」をクリックし、「バージョン情報」をクリックすることで確認することができます。

 

上記画像では1104以降の1136になっているので問題なく利用することができます。

 

MT4の公式サポート終了の影響

 

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FXで稼いだ利益はいくらで課税対象?初めての税金・確定申告について

FXで安定した利益を得られるようになった投資家が忘れてはいけないのが税金です。

税金関係のことは、基本的に会社でやってくれるので無縁の話になりますが、FXで発生した利益は確定申告を行わなれば知らなかったでは済まない事態になります。

 

一時期、仮想通貨で多くのお金を手に入れた億り人たちが税金に関して全く無知で、納税しなければいけないお金まで使い果たして、その後の生活が非常に苦しいものになったということが話題になりました。

 

FXでは利益を出していけば、いつかは納税する必要があります。

 

今回はFXで稼いでいくのなら無関係ではいけない税金について解説していきたいと思います。

取引しているFX業者が国内なのか、海外なのかでも税率は変わってきますので、ぜひFXで発生した税金に関する知識を学んでおきましょう。

確定申告とは?

そもそも確定申告自体を知らないという人もいるでしょう。

確定申告とは簡単にいえば、「1年間の収支を計算して納税する」ということを税務署に自己申告する手続きなります。

働いているサラリーマンやアルバイト、パートの人たちは基本的に所属している会社で納税業務を代行してくれているので知らない人も多いはずです。しかし、海外FXで一定額以上の利益が発生した場合にはあなた自身で確定申告をして納税する必要があります。

 

確定申告が必要な一定額以上とは?

ここで気になるのは、確定申告はどれぐらいの利益がFXで発生したらするのか?ということです。これは働いて給与を得ている人と、所得が全くない人で少し異なります。

働いて給与を貰っている人が海外のFX業者で取引して利益を出した場合20万円を超えると確定申告の必要があります。しかし、所得がない人は海外のFX業者で取引した場合38万円以上と一定額の金額も多くなっています。

課税対象となるタイミング

確定申告で課税の対象になるのは、発生した利益を出金した時点です。逆に言えば取引で利益が発生しても、出金をしなければ課税対象ではありません。

また、最終的に1年間を通して20万円、または38万円を超えると確定申告をする必要があるので、一ヶ月で毎月5万円の利益が発生していたら5万円×12ヶ月で60万円になるので確定申告の必要があります。

そのため、1年間の損益で合計して20万円、または38万円以上を出金したら際に課税の対象になると覚えておきましょう。

 

海外FX業者と国内FX業者の税金の違い

ここまでの話を聞くと「FXで必要な税金って簡単」と思われるかもしれませんが、海外と国内のどちらのFX業者を利用しているかによって利益にかかる税金は異なります。

 

海外FXの場合には「雑所得・総合課税・累進課税方式」で税金を計算します。

そして、国内FXの場合には「雑所得・申告分離課税・一律税率」で税金を計算する必要があります。

そして、海外と国内では損失繰越ができるかどうかというのも異なりますが、以下の表を確認してください。

項目 海外FX 国内FX
所得区分 雑所得
税区分 総合課税 申告分離課税
税率 累進課税
(所得額に上昇に比例して税率も上がる)
一律20%
2037年までは復興特別所得税があるため、20.315%)
損益の相殺(損益通算) 「雑所得、総合課税方式」に分類される項目
(例:複数の海外FX業者間の損益、バイナリーオプションの収益)
先物取引に係る雑所得等」に分類される項目
(例:複数の国内FX業者間の損益、先物・オプションによる損益)
損失繰越 不可 3年分の損失繰越が可能
確定申告をする所得水準 給与所得者(サラリーマン):20万円超
非給与所得者:38万円超

基本的国内FXであれば一律約20%ですので、どれだけ利益が大きくても税率に変化はありません。しかし、海外FXの業者を利用した場合には、あなたの労働で得た所得も合わせて年間の総合的な所得金額の応じて決まります。

働いていると年間で貰える給与の額は分かると思いますが、海外FXを利用した場合には発生した利益に応じて税率が変化するので注意する必要があります。

 

また、海外業者では損失繰越ができないため、例えば前年損益が-100万円で今年で+200万円の利益が発生したとします。そうすると国内の業者の場合には、200万円から前年度の損失である100万円分の損失が前年度発生していたいとして課税対象になりません。結果100万円に税金はかかりません。

しかし、海外の場合にでは損失繰越ができないため、前年度100万円の損失が出ていたいとしても今年の分には関係ないとして200万円に対して課税が発生します。

 

海外FXは総合課税【税区分】

海外のFX業者は総合課税が適用されます。

「海外FXの利益(雑所得)・会社の給料(給与所得)・講演料(一時所得)、不動産収入(不動産所得)など、総合課税が適用される全ての所得の合計金額から納税額が計算される仕組み」となっています。

総合課税制度に分類される主な所得区分

  • 雑所得(海外FX、仮想通貨、バイナリーオプションなど)
  • 不動産所得
  • 給与所得(勤務先から受け取る給料)
  • 事業所得

 

サラリーマンの場合

給与所得 海外FXの利益
300万円 200万円

合計500万円の所得に対して納税額が計算されます。

専業トレーダーの場合

ブログ収入 不動産所得 海外FXの利益
50万円 200万円 500万円

合計750万円の所得に対して納税額が計算されます。

 

一方、国内FXは、同じ雑所得の区分ではありますが、申告分離課税が適用されます。申告分離課税は、「他の所得の金額と合算せずに別々に分けて税額を計算する方法」になっています。

 

例3)国内FXと海外FXの両方で利益がある場合

国内FXの利益 海外FXの利益
50万円 100万円

国内FXは申告分離課税なので、50万円に対して20%(10万円相当)の税金がかかりますが、海外FXは総合課税なので、他の所得との合計金額によって納税額が変動します。

 

ただ、実際には総所得から必要経費や控除などを差し引いた額が実際の所得であり、確定申告の際の課税対象となります。

会社で働いているサラリーマンの場合は、会社の源泉徴収によって給与所得の所得税を納めている人が多いと思いますが、勤め先で源泉徴収されているなら確定申告の際に海外FXの税金分だけ別に支払うことで大丈夫です。

 

海外FXは累進課税【税率】

累進課税とは、所得に応じて税率が上がる仕組みのことになります。

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